―フィラリア予防薬についてー

フィラリアとは、奇生された犬は心臓の働きが衰え、放っておくと死亡してしまう恐ろしい病気です。
蚊によって運ばれる小さな感染幼虫は、犬の体に入って徐々に発育しながら、心臓や肺動脈にたどり着き奇生します。 室内飼育でも100%防ぐことは難しいので、蚊の発生する時期と1ヵ月後位まで確実に予防しましょう。


● ミルべマイシンA」はフィラリア予防と同時に回虫、鉤虫の駆虫もできる錠剤のお薬です。
●「アドバンテージ ハート」はフィラリア予防と同時にノミ駆除に効果を発揮するスポットタイプの新しいお薬です。

但し、マダニには効果が無い為、野川公園や小金井公園等草むらのある所に散歩に行く子には ミルべマイシンAとフロントラインスポットの併用をお勧めします。ご家庭の飼育環境に合わせてご相談のうえ、ご選択ください。

尚、昨年処方していましたモキシデックも多少在庫がありますのでご希望される方はお申し出下さい。

万が一フィラリアに感染していた場合、フィラリア予防薬を投薬すると副作用がでることがあります。フィラリア検査を受けてから予防してください。

フィラリア検査では0.3ml〜0.5mlの血液を採取し、ミクロフィラリア(子虫)及びフィラリア成虫抗原検査をします。

 

当院ではこのフィラリア検査と同時に血液検査(フィラリア検査の採血でできます)で愛犬の健康チェックをすることをお勧めしております。

血液検査では次のような疾患の有無を調べます。

(6項目)

測定項目

考えられる主な疾患

正常値より数値が高い場合

考えられる主な疾患

正常値より数値が低い場合

ALP(アルブミン)

肝胆道疾患、骨疾患、幼若犬

ALT(アルカリホフファターゼ)

肝胆道疾患(ウイルス性、中毒性、薬物性)

BUN(尿素窒素)

腎障害、尿路閉塞、飢餓、脱水

排泄過剰(尿崩症他)、

蛋白摂取不足

CRE(クレアチニン)

腎障害、尿路閉塞、脱水

筋萎縮性疾患、尿崩症

GLU(グルコース)

糖尿病、膵疾患、腎不全、

副腎皮質機能亢進

膵臓癌、飢餓、

副腎皮質機能低下

TP(総蛋白)

高蛋白血症、感染症、腫瘍、

脱水

栄養不足、腎障害、肝疾患

 

(13項目) 上記6項目に下記の7項目も調べられます。

AMY(アミラーゼ)

膵疾患(急性膵炎他)、

腎疾患(尿毒症)

膵外分泌機能不全、

膵腫瘍末期

TBIL(総ビリルビン)

溶血、肝細胞障害、胆管閉塞、黄疸

CA(カルシウム)  

成長期、腎不全、骨腫瘍、

VD過剰症

低蛋白血症、腎不全、くる病、妊娠

CHOL(総コレステロール)

糖尿病、脂質代謝異常、

ネフローゼ、肝胆道疾患

甲状腺機能亢進症、

肝疾患(肝炎,肝硬変)

K(カリウム)

腎不全、副腎機能低下、

ショック、溶血

摂取不足、嘔吐、下痢、

排泄増加

GLOB(グロブリン)

感染症、炎症性疾患、悪性腫瘍

溶血性貧血、肝障害


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