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ツボ刺激の治療効果一覧表

興 奮 作 用 病的に機能が減退している神経や筋に対してその機能を高めて回復させること。
鎮 静 作 用 病的に機能が高ぶり、おかしくなっている神経や筋に対し、その機能の高ぶりを抑えて鎮静させること。
反 射 作 用 疾病している部分から離れたところを刺激して、神経や筋、内臓に反射させて刺激を与え、異常な機能の調整をはかること。
誘 導 作 用 外傷や炎症などのときや、脳出血、皮下出血などがあり、直接患部に刺激できないときに、その部分より心臓に近いところを刺激して症状をやわらげて、直接刺激できるように誘導する作用のこと。
矯 正 作 用 関節に障害があり、充分に動かせない場合などに、関節周囲の筋、腱、じん帯などの運動をスムーズにさせるための引き伸ばしたりして、可動範囲を広げる作用のこと。

ツボ刺激で各組織・器官に及ぼす作用

部 位 作 用
全身への効果 ①血液循環を促進　
②細胞の栄養を高める　
③浮腫・うっ血を取り除く
④精神を静める。
心臓への効果 ①胸・背中・腰への刺激は心臓の収縮力と血流を増加する。
②首への刺激は心拍数・血圧を下げる。
血管・リンパ管への効果 一時血圧が上がり、次に血管が緩み、全身、特に
①毛細血管への血流を促進
②血圧も安定する。
血液への効果 ①血球・白血球ともに数が増加、血液の質が向上する。
②新しい血液を作る機能も盛んにする。
知覚神経への効果 ①痛気持ち良い刺激が神経の働きを増し、緊張を緩める。
②神経組織の新陳代謝を促進する。

自律神経への効果

 ①脊髄を介して皮膚と内臓は繋がっている。指圧は自律神経反射を起こし内臓の異常を治す。
皮膚への効果 ①新陳代謝を盛んにし弾力性を増す。
②皮膚呼吸が楽になり、脂・汗腺の働きが活発化する。
筋への効果 ①血行を良くし栄養を高め、収縮力・弾力・持久力を増加。
②疲労を速く取り除き、萎縮を予防。
関節への効果 ①動ける範囲を広げ、丈夫にする。
②腱・靭帯などの癒着をはがし、関節自体の変形を予防する。
消化器への効果 ①胃液分泌・消化機能・腸の吸収力を亢進、食欲を増進させる。
②腸を運動させ、便通が快調に
呼吸器への効果 ①呼吸筋を強くし、胸郭の拡張力・肺活量を増加させる。
②肺機能を高め、呼吸を盛んにする。