
病院には中毒を起こすものを食べてしまった子たちが来院してきたり、飼い主さんからの問い合わせが沢山きますが、先日人間用のキシリトールガムを食べてしまったという小型犬の飼い主さんより問い合わせがありました。
たまたまテレビ報道のあった直後だそうで飼い主さんも驚いたようです。
キシリトール中毒についての内容についてはASPSA(THE AMERICAN SOCIETY FOR THE PREVENTION OF CRUELTY
TO ANIMALS)のAnimal Poison Control Centerとアメリカ獣医学協会の発表によるもので体重10kgあたりキシリトール1gの摂取で重篤な低血糖に陥る可能性があるというものです。
人間はキシリトールを摂ってもインスリン分泌促進がほとんどないのですが、犬についてはそれが過剰に起こり、逆に血糖値が急激に減少するのです。
キシリトールはご存知の通りシュガーレスガム、キャンディ、ケーキなどで甘味料として使われています。
当HP管理人が歯医者で購入している歯科専用キシリトール100%のガムは一粒でもキシリトール約1.32gですから(一般の市販タイプはその半量)上記の発表通りであればやはり飼い主さんは保管に気をつけねばなりません。
飼い主さんたちが心配するキシリトール含有の野菜や果物などの食材は常識の範囲内で食べることには問題はないでしょうからあまり神経質にならなくても大丈夫です。
ちなみにメーカーの発行しているリーフレットによるとキシリトール含有量は100g中いちごが362mg、ほうれん草が107mgだそうです。この数字だけみるとびっくり!!してしまいますが、この数値は乾燥重量で計測しているものなので、重量のほとんど(80−90%)が水分の野菜果物のキシリトール含有量の実際量は少量ということになります。
結局 これまでどおりペットの手の届くところに食べ物や誤飲の可能性のあるものを置いておかないことを心がけることが一番大切ということです。それでも万が一食べてしまい、いつもと様子が違ったらすぐに獣医さんに相談しましょう。 |